休み明けの不登校を象徴する怖い学校イメージ

 
急に学校に行けなくなる・・・
 
多くの不登校経験者さんが
「なぜ自分が学校に行きたくなくなるの?」
「どうしてこのタイミングで不登校になるの?」
と、不思議に思うものです。
 
 
しかし、
誰もが何の前触れもなく学校に行きたくなくなるわけではありません。
 
「不登校が始まりやすい時期」も存在します。

それは、
 
 
 

不登校になりやすい時期とは?

長いお休みが明けると、学校に行きたくない気持ちが出てくるケースが非常に多いです。
具体的には、五月の連休(GW)明け、夏休み明け、春休み明け(新学期)に、不登校が激増します。

5月病タイプの不登校

 
中でも、不登校になりやすい時期ナンバーワンはゴールデンウィーク明けです。
 
「5月病」というワードが流行りましたね。
5月は心身のバランスを崩しやすい時期なのです。
 
「なんとなく身体が不調で・・・」
「なんだか学校に行きたくなくて・・・」
GW明けに、そんな気持ちになって
学校を休み始める方はとても多いです。
 
5月病の一種だといえるでしょう。
 

「5月病の不登校」2タイプ

 
5月病になりやすい人は、
大きく分けて2タイプいます。  
 
 
ひとつめのタイプは、
「真面目燃え尽きタイプ」です。
 
4月に新年度を迎え、
適度な緊張とともに仕事や勉強に励んできたけれども
5月になって慣れとともに緊張が一気にほどけて疲れてしまった・・・
というタイプです。
 
 
ふたつめのタイプは
「不安爆発タイプ」です。
 
分離不安を抱えている人に多いです。
4月からずっと、不安を我慢してきたけれど、
5月の連休で家にいる機会が増えたら
里心のようなものがついて
学校へ行くための我慢を出来なくなってしまった・・・
というタイプです。
 
 
いずれも、一種の適応障害を起こしている状態です。
 
いずれのタイプも少し休むことが必要です。
しかし、いずれはまた適応していくことになります。
心身のパワーを蓄えてから再出発することになるでしょう。
 
 
 

夏休み明けの不登校

夏休み明けも、不登校が発生しやすい時期です。
 
夏休み明けに不登校になる人は、
夏休みの過ごし方に原因があることが多いです。
 
 
夏休みにダラダラと、
昼夜逆転し勉強もまったくしないで過ごしてしまうと、
心身のエンジンがかかりづらくなります。 
 
そうならないためにも、
夏休みの過ごし方を気をつけていく必要があります。
 
 
夏休みにダラダラ過ごしてしまったために不登校になってしまった方は
少し自分に厳しくしてみても良いかもしれません。

一方で、夏休み明けは子どもの自殺が最も多い時期でもあります。

もし、お子さんが夏休み明けに登校しぶりをした場合、親御さんが「とにかく学校へは行きなさい!」と無理強いしてしまうと逆効果どころかお子さんの命にもかかわる可能性もあります。

まずは、じっくり話を聴いてあげてください。
 
こちらの記事もぜひご覧ください
夏休み明けに子どもの自殺が最も多くなる理由 ~自殺防止と不登校対策のために~

また、小学生・中学生・高校生・大学生の方で、死んじゃいたくなるほど学校に行きたくない気持ちがある方は、心療内科で診断を受けお薬をもらったり、心理や不登校の専門家、カウンセラーに相談したりすることで状況が改善するケースが多々あるということをぜひ知っておいてください。

 
 

新学期の不登校

 
新学期に、
新しいクラスや進学先の学校に行けなくなってしまう人も
少なくありません。
 
 
春休み明け、新学期に
不登校になりやすい方は、
たいてい、それまで(昨年度)の学校生活にヒントがあります。
 
 
例えば、
中学3年生まで勉強に部活にがんばってきて
先生からも友だちからも信頼されていた人の場合、

「高校でも誉められるだろうか」
「進学校に入れたものの、みんなが同じレベル。中学とは逆に落ちこぼれたらどうしよう」

・・・といった不安にかられることもあります。
 
このように、
自己愛が高めで承認欲求が強く不安に耐性が少ない方は、
新学期、特に進学した際に、不登校になることがあります。
 
 
また、
友だち関係に不安がある方や
先生との相性に過敏な方も
新学期に不登校になりやすいです。
 
「新しいクラスでは友だちが出来るか不安だなあ」
「今度の担任の先生が怖い人だったらどうしよう」

・・・そんな不安や心配があると、
学校に行きづらくなることがあります。
 
 
新学期や進学時に不登校になりやすい方は、
不安耐性やストレス耐性をつけることが最優先事項になると思います。
 
 
 
えむ心理研究室では、プロ家庭教師の学習支援や臨床心理士のカウンセリングを通して、
さまざまな悩みを抱えるお子さんと、そのお父さんお母さんのお手伝いをしております。

「不登校」「登校しぶり」「休み明けの『学校に行きたくない』発言」等のテーマについて、学習支援やカウンセリングをご検討中の方はメールフォームからお申込み・お問合せください。

中学受験したくないイメージ画像

小学生のお子さんが「中学受験、受けたくない」と言い出したら?

中学受験を目指して毎日塾に自主勉強に精を出していた小学生のお子さんが、急に「中学受験、やめる」と言い出したら・・・。

お父さんお母さんとしては、せっかくがんばって受験勉強してきたのに、「もったいない!」「とんでもない!」と思ってしまいますよね。

お子さんが「中学受験したくない」と言い出したら、どうしたら良いでしょうか。

「中学受験したくない」への対処法:少し休ませる

まずは、少し休ませてあげるのが良いと思います。

小学生にとって、毎日受験のことばかり考えて勉強するのは精神的には相当負担がかかります。
受験をしたくないと言い出すのは、燃え尽き症候群の一歩手前です。
完全に燃え尽きてしまう前に、休憩をとって心身を落ち着けてあげることが、先決だと思います。

お子さんは、急に「自分、毎日毎日受験のための勉強ばかり。いったい、何をやってるんだろう。どこに向かっているんだろう」と我に返ったのかもしれません。

それは、大きな流れとしてとらえれば、良いことです。
自我が芽生えてきた証拠だからです。

何の迷いもなく、親に言われるままにガシガシと受験勉強できているお子さんは、逆に中学や高校に行ってから急に燃え尽きてしまう可能性もあります。

ですので、お子さんが中学受験したくないと言い出したら、一度「じゃあ、少し休もうか」と、時間をあげたほうが良いと思います。

大切なのはリフレッシュ

数日勉強しなかったからといって、急に成績が落ちるということはありません。
むしろ、集中力もやる気もないのに無理に勉強させ続けるほうが非効率でしょう。

お子さんが、好きなように時間を過ごすことでリフレッシュできるはずです。
ある程度の時間を置けば、「やっぱり受験したい」と言い出すことのほうが多いでしょう。

親子の話し合いも視野に入れて

もし、お子さんの「中学受験したくない」気持ちが、「勉強させられ感」や無理な勉強スケジュールなどの親御さんからの押し付けにある場合は、親子でじっくり話し合う機会を設けるほうが良いでしょう。

親子の話し合いのとき、決して親御さんは気持ちを押し付けないこと。

お子さんは、話し合いに対して「もしかしたら自分の気持ちがわかってもらえるかも」と淡い期待を抱いているはずです。

なのに、親御さんからの押し付けを感じると、お子さんは「やっぱりわかってもらえないのか」と失望してもっともっと気が滅入ってしまいます。
結果的に、さらに中学受験へのモチベーションが下がってしまうでしょう。

話し合いの際は必ずニュートラルな第三者を!

お子さんを追い詰めないためにも、話し合いの際は必ず中学受験に対してニュートラルな視点を持つ第三者に入ってもらってください。

もし、お母さんが受験に乗り気でお父さんは公立でもいいじゃんと思っているおうちなら、お父さんが同席することで十分でしょう。

もし、お父さんもお母さんも中学受験させたくて仕方ないおうちなら、おじいちゃんおばあちゃんなどのほかの身内(決して親御さんと一緒になってお子さんを追い詰めたりしない人)に同席してもらうのが良いでしょう。

カウンセラーなど心理の専門家に頼むのも一手です。

中学受験への不安や心配に寄り添って

まずはお子さんの気持ちを理解する方向で行きましょう。
「中学受験したくない」の裏側にある気持ちに、気づいてあげてください。

不安や心配、たくさんあることでしょう。
受験生たちと競い合うことが苦手な、優しい心のお子さんもいらっしゃいます。
試験の緊張感に押しつぶされそうになるお子さんもいらっしゃいます。

「中学受験したくない」はお子さんからのギリギリのメッセージです。
しっかり、気持ちに寄り添ってあげてください。
そして、お子さんの不安や心配が少しでも和らぐようにしてあげてください。